引っ越し1週間前 / 国立劇場の思い出

往復4時間の新居に行って鍵受け取り、ガス開栓立ち合い、アースレッドをしてきた。

荷造りは新規4箱できて合計12箱。

進んではいるのに間に合わないんじゃないかと不安になる。不安がくせになっている。

シンプルに、引き出しや箱に入ってない状態のものをなくせばいいと考えよう。

 

引っ越し準備を気にしつつ、初代国立劇場が今月末で閉場のため歌舞伎を観てきた。

ここの舞台美術やシャンデリアが好きだった。安い3階の席でも背の高い私の膝がつかえなくて好きだった(歌舞伎座はつかえる)。いつも永田町駅から行っていて、通り道にあるナチュラルローソンで軽い食べ物を買って最高裁判所国立劇場の裏手に出て、地下通路を通って劇場の正面入り口に着く。なじみある道のりを行くのも今日でいったんおしまいだ。さびしい。

新装オープンは2029年の予定。新しい場所も好きになれるといい。

今日観たのは『妹背山婦女庭訓』<第二部>。序幕の菊之助、米吉、梅枝が台詞なしで舞い踊る30分がとても美しかった。二幕目は菊之助がいびられるシーンが長くてつらくなってしまった。

天皇皇后両陛下もお越しで、場内の警備配置や、ちょっと見える時のにこやかさなど公演以外にも気になる要素があった日。