求職とゆずれないもの

オンラインで面接を受け、役所で転出手続き、郵便局で転送手続き、そして映画も観てよく活動した日。

受けた面接は次のステップのご案内が来たが、フル出社、オフィスカジュアル、スニーカー不可、女性のノーメイク不可と明言されてなんだか気が進まない。

これらの要素は私が働いてきたIT業界ではどれも必要とされないものだった。そして私自身もそのほうが快適だと思って過ごしてきた。

特にひっかかるのがスニーカー不可である。私はパンプスの場合25.5cm、スニーカーの場合26cmと日本の標準サイズからは外れており、パンプスはそもそも作られていなかったりあっても予算オーバーだったりする。スニーカーはユニセックス展開のものでそんなに高価ではなく合うサイズを買える。

オフィスカジュアルもあんまり好きじゃない。標準体型から外れていると、無難にちゃんと見える服を見つけるのも買うのもけっこうコストがかかる。

私がIT業界で仕事をしてきたのは、誰でもパーカーとスニーカーでOKだからという面も大きい。

あと、ノーメイク不可はファンデーションと眉毛やってればよしではなく、メイクしてるように見えるべきなんだと思う。そうすると花粉やコンタクトや加齢で目が疲れやすく、アイメイクを省きたい日も多い私はだめっぽいな。
実際化粧せず外出するわけじゃないけど、ルールとして明言されるのが曰く言い難い嫌さだ。

無職でいるのは落ち着かないが、どんな環境でもやっていけるわけじゃないから前職でもつらくなったのだ。そこを無視して受け入れてくれそうな会社に飛び込んでいくのはあんまりいい結果にならない気がする。